「相談員は人間力が試される仕事」
玉野三井病院 相談室(兼地域医療連携室)相談員
義田 博さまインタビュー
三上「相談員になられたきっかけをお聞かせいただけますか?」
義田さん「元々はリハビリテーションの仕事に約20年携わってきました。当院が介護病棟を作る時に介護支援専門員の業務を行うことになり、その後、病院全体の相談員になりました。相談員の仕事はしばらくの期間、言語聴覚士と兼任でやっていましたが、同じく看護師と兼任で相談員をしていた方が退職され専任の相談員になりました」
三上「相談員としてのやりがいをお聞かせください」
義田さん「相談員は今の時代に必要な職業だと思います。高齢者も増えていますが、昔のように家族で介護出来ない状況になってきています。そうしたことからも役に立つことができる仕事だと実感しています」
三上「1日の相談件数はどのぐらいですか?」
義田さん「当院は143床ですが、患者様からの直接のご相談は1日に数件です。但し、患者様に関連した件で職員や外部の方と行う調整は1日に10件以上です」
三上「やはりその中には難しい案件もありますか?」
義田さん「はい。どうしても退院後が難しい方は常時いらっしゃいます。例えば施設に入ろうとしても経済的に無理であるとか。医療をみてくれる施設を希望しても、満室で入居できないなど。在宅に帰
りたくないのに、帰らざるをえないケースも出てきます。退院に際してご本人やご家族が希望しているようにできなかった場合には本当に辛く、ストレスを感じますね」
三上「ご苦労やストレスも大変なものだと思います。ところで義田さまはストレスを解消できる趣味などはありますか?」
義田さん「ギター音楽が好きで、自分でもギターを弾きますし、ギターも集めています。楽器屋さんに行けば時間を忘れてしまいます。ギターには1本1本個性があります。高いギターだけでなく、安いギターにも1本1本ちがいがあり、その中には良いものもたくさんあります。ギターも人間と同じように、それぞれに個性があるのが本当におもしろいですね」
三上「話は戻りますが、今後相談員のお仕事はどのように変化すると思われますか?」
義田さん「今後、この仕事は、ますます重要になると考えています。高齢者がますます増加し、高齢者介護を取り巻く環境は、どんどんと厳しくなり、悩んでいる人も増えてゆきます。相談員としてもっと うまくご要望を引き出さなくてはならなくなると考えています。医師や看護師、そして地域の介護支援専門員の方々との連携も今以上に重要になってきます。人間力を試される職場だと痛感しています」
三上「最後にヴィラ・プランタン せとうちに何かご要望はありますか?」
義田さん「プランタンさんにはこれまでも医療度が高い患者様や、ある程度、大変な患者様も受け入れていただき感謝しています。ただ価格は高いですね。施設やサービスの内容を考えれば決して高い訳ではないと思いますが」
三上「少しでもお役に立てるようにがんばりたいと思います。本日はお忙しい中、本当にありがとうございました」
インタビューアー ヴィラ・プランタン せとうち 三上智